2016年入試が終わり思うこと

入試が終わり、大手塾の合格者数が広告に出る頃、当塾の4年生の生徒が友達から聞いてくるのでしょうか、「先生、僕知ってるけど、あれってたくさん生徒がいるから(合格)率がものすごく低いよね?」と鋭い指摘をしてきました。小学生でもわかる単純明快な結論なんですね。
たとえ、その合格する方に入ったとしても・・・あれだけ不必要で膨大な学習をして、なんとなく解けるようになって、なんとなく合格したとしても・・・それは悲劇の始まりではないでしょうか。その後に待っているのはとてもつらい中高の6年間だと聞きます。もちろん、そうではない受験生もいることでしょう。
しかし、受験が終わった後の多くの惨劇を聞くにつれ、いつの間にこんな状況になってしまったのだろうと胸を痛める日々が続きます。私の教え子たちではあり得ないことばかりで驚きます。
それでも、さらに熱狂は続きます。「我が子だけは人柱にならない」と信じてでしょうか・・・「人柱になること」なんて考えてもみないのでしょうか。
自戒せねばと思います。
受験で獲得すべきもの、それは合格だけではありません。第1志望に不合格になったとしても身につけなけらばならない力があるのです。それは、学習力・暗記力・集中力等のさまざまな力を身につけることです。それは、中高大そして、社会において役立つ力であり要求される力だからです。その両方を獲得する「確かな方法」がここにはあります。

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